勝手に映画評論 NO.83 [映画]

宮崎駿監督作品10年振りの長編映画。

【君たちはどう生きるか】題名からして、深いテーマがあるような作品。

正直解釈がすごく難しい作品で、直接宮崎駿監督に聞いてみたくなるような深いテーマです。

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物語は、母を火事で失った11歳の少年・眞人は父・勝一とともに東京を離れ、

和洋折衷の庭園屋敷「青鷺屋敷」へと引っ越して来ます。

豪放な父と、新たに母親となった、亡き母の妹・夏子に複雑な感情を抱く眞人。

孤立し、自傷して家に引き篭もる眞人の前に、青サギと人間の姿を行き来するサギ男が現れます。

本を読みすぎて姿を消してしまったという青鷺屋敷の主・大伯父。眞人を見守る7人の老婆たち。

時間と空間が歪み、夢と現実が入り混じりながら、眞人は屋敷の中に迷い込み、

サギ男に導かれ、真相世界へと引きずり込まれてゆきます。

眞人がたどり着いたのは、生と死が渾然一体となった世界。

眞人は門をくぐり、頭に同じ傷を持つ漁師の女性・キリコと出会い、

世界の秘密を知ってゆきます。


生と死の象徴・ワラワラ。傷つきながら大空へと舞い上がり続けるペリカンたちと、

大衆の戯画として描かれるインコたちを率いるインコ大王。火を司る少女・ヒミ。

膨れ上がり、均衡と制御を失った現実世界の似姿として描かれた世界へ、

眞人はサギ男とともに、深く、深く分け入って行きます。

眞人はなぜ、生と死の世界へと導かれたのか。死んだ母は生きているのか。

謎の少女ヒミと、世界の均衡を保つ。大伯父の正体は...。

続きは、映画館でご鑑賞ください。

人生の選択を迫られた時にどのように選択するかで人生が変わってくる。

それをどう捉えるかで、その後の人生に影響を与えてくる。どう生きるか?

それがこの映画のテーマじゃないかと私自身は解釈しました。

映像の世界をどう言う意図で制作したのかを語り合いたくなるような映画だと思います。



映画って本当に面白いですね[わーい(嬉しい顔)]

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